Discordの音声がスピーカーから出ない原因とは?
出力デバイスの設定ミス
Discordで配信中にスピーカーから音が出ない一番の原因は、出力デバイスの設定ミスです。パソコンやスマホで複数の音声デバイスが接続されていると、Discordが自動で間違った出力先を選んでしまうことがあります。たとえばBluetoothイヤホンや外部スピーカーが接続されたままだと、音がそちらに流れてしまい、メインスピーカーから音が聞こえない状態になります。
まずは、Discordの「ユーザー設定」から「音声・ビデオ」を開いて、出力デバイスの設定を確認しましょう。希望するスピーカー(例:内蔵スピーカー、接続しているスピーカー)を選び、音声テストをしてみてください。
設定後も音が出ない場合は、端末の音量がミュートになっていないかや、出力先が別のアプリで専有されていないかも確認してみましょう。
OS側の音声出力設定との不一致
Discordの設定と、パソコンやスマートフォンのOSの音声出力設定が一致していないと、正しくスピーカーから音が出ないことがあります。たとえばWindowsでは、システム音の出力先とアプリごとの出力先を個別に設定できるため、Discordだけが違うデバイスに設定されている場合もあります。
Windowsの場合は、「サウンド設定」→「アプリごとの音量とデバイス設定」から、Discordの出力先を明示的にスピーカーに設定するのがおすすめです。Macの場合も、「システム環境設定」→「サウンド」→「出力」で確認しましょう。
スマホでも、Bluetooth機器が自動接続されているとスピーカーに切り替わらないことがあるので、一度Bluetoothをオフにして試してみると良いですよ。
Bluetoothイヤホン・ヘッドホンの自動接続
スマホやパソコンでは、Bluetooth機器が近くにあると自動的に接続されてしまうことがあります。これによって、音声がスピーカーではなくBluetoothイヤホンやヘッドホンから流れてしまい、「スピーカーから音が出ない!」と感じてしまうことに。
特にiPhoneは、AirPodsなどが自動的に切り替わることが多いため、意図せず音がイヤホン側に出力されている場合があります。こうした場合は、Bluetoothを一時的にオフにしたり、コントロールセンターから出力先を手動で切り替えましょう。
また、PCでもBluetooth機器が接続されたままだとDiscordの設定がそちらに固定されてしまうことがあるため、意図的に接続を解除することが大切です。
通話・配信中の仕様による自動切り替え
Discordでは、通話や配信を開始すると自動的にデバイスの切り替えが行われることがあります。たとえば、スマートフォンで通話を始めるとイヤースピーカー(通話用)に切り替わる仕様になっており、これによって音が小さく聞こえたり、まったく聞こえなかったりする原因になります。
特にiPhoneでは、スピーカーボタンを押さないと通話音声が外部スピーカーに切り替わらない設計のため、注意が必要です。通話中は、画面に表示される「スピーカー」ボタンをタップして、出力先を確認しましょう。
配信アプリや画面共有ソフトと連携している場合も、自動で出力先が変わるケースがあります。気づかないうちに設定が変わっていることもあるため、定期的な確認が安心です。
アプリのバグ・不具合・古いバージョン
意外と見落としがちなのが、Discordアプリの不具合やバージョンの古さです。最新バージョンでない場合、音声関連のバグが解消されていない可能性があります。
Discordのアップデートは定期的に行われているので、アプリやPC版の更新が保留されていないか確認しましょう。スマホアプリはApp StoreやGoogle Playから、PC版は公式サイトや起動時に表示されるアップデート通知から更新可能です。
また、アプリのキャッシュが原因で音が出ないこともあります。一度アプリを終了して再起動したり、再インストールしてみると解消する場合があります。
PC版Discordでスピーカーに切り替える方法
出力デバイスの確認手順
PC版Discordでスピーカーに切り替えるには、まず「出力デバイス」が正しく設定されているかを確認することが大切です。設定はとても簡単で、以下の手順で進められます。
-
Discordを開いて、画面左下の「歯車マーク(ユーザー設定)」をクリック
-
「音声・ビデオ」のメニューを選択
-
「出力デバイス」から使用したいスピーカーを選ぶ
-
「出力音量」も適切な大きさに調整
-
「テストする」ボタンで音が出るか確認
この設定だけで、基本的にはPCのスピーカーから音が出るようになります。ただし、複数のスピーカーが接続されている場合は、誤って別の出力先が選ばれていないか注意しましょう。たとえばHDMI接続のモニターや外部スピーカーが接続されていると、そちらが優先されてしまうこともあります。
配信中の音声ルーティング設定(OBSなど)
OBSなどの配信ソフトを使っている場合、Discordの音声を視聴者に届けるには「音声ルーティング」の設定が重要です。単にスピーカーに音が出るようにするだけでなく、配信ソフトにもその音声が渡るように調整する必要があります。
方法としては、以下のような手順がおすすめです。
-
Windowsの「ステレオミックス」を有効にして、スピーカーの音をOBSに取り込む
-
仮想オーディオデバイス(VB-Audio Cableなど)を使って、Discord音声をルーティング
-
OBSの音声設定で、Discordの出力を拾っているデバイスを指定する
配信者向けの設定は少し複雑に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば快適に使えます。トラブルの多くはここで発生するので、確認は丁寧に行いましょう。
スピーカーにしても音が出ない時のチェックポイント
設定を済ませたのにスピーカーから音が出ない場合、次のようなチェックポイントを確認してみてください。
-
スピーカーが物理的に接続されているか(ケーブル・電源など)
-
音量ミキサーでDiscordの音量がゼロになっていないか
-
他のアプリでスピーカーが正しく動作しているか
-
Windowsの「既定の出力デバイス」が正しく設定されているか
-
オーディオドライバに更新がある場合はアップデート
それでも解決しない場合は、パソコンの再起動やDiscordの再インストールを検討してみましょう。
スマホ版Discordでスピーカー出力にする方法
Androidの場合の仕様と切り替え方法
Androidスマホでは、Discord通話を開始すると自動的にスピーカー出力に切り替わる仕様になっています。つまり、特別な設定をしなくても、基本的にはスマホの外部スピーカーから音が出るようになっています。
ただし、Bluetoothイヤホンが接続されている場合や、通話画面の操作ミスなどで、スピーカーにならないこともあるので注意が必要です。スピーカーに切り替えたい場合は、通話画面に表示されている「スピーカー」ボタンをタップすることで簡単に変更できます。
また、マナーモードや端末の音量が極端に下がっていると、スピーカー出力になっていても音が小さく感じることがあります。通話中の音量は、通話画面で音量ボタンを使って調整してください。
iPhoneの場合の切り替え手順
iPhoneでは、Discordで通話を開始してもスピーカーには自動で切り替わりません。通話開始時は、デフォルトで「受話口(イヤースピーカー)」から音が出る仕様です。そのため、周りに音を出したいときや配信などでスピーカーを使いたい場合は、手動で切り替える必要があります。
手順はとても簡単です。
-
通話を開始したら、通話画面を表示する
-
「スピーカー」ボタンをタップする(マークが白くなればON状態)
-
外部スピーカーから音が出るようになる
この切り替えは、通話のたびに必要になることがあります。また、iOSの仕様や機種によって、画面ロック中はスピーカー設定がリセットされることもあるので、必要に応じて再設定してください。
スピーカーボタンが表示されない・反応しない場合の対処法
まれに、「スピーカーボタンが表示されない」「押しても反応しない」というトラブルが起きることがあります。特にiPhoneユーザーに多く見られる現象で、以下のような対処法を試すと改善することがあります。
-
イヤホンやBluetooth機器を外す(物理的に接続解除)
-
Discordアプリを再起動する
-
端末のiOSやDiscordアプリが最新版か確認
-
端末を再起動して再接続
-
マルチタスクで起動している他のアプリを終了する
また、Discordのバグによる不具合も考えられるため、アップデートがあればすぐ適用することをおすすめします。
マイク音声とスピーカー音声のバランス調整方法
自分の声だけが入る?相手の声が出ない?
配信中に「自分の声は聞こえるけど、相手の声がスピーカーに出ない」といったトラブルはよくある現象です。この場合、出力デバイスの設定だけでなく、マイクとスピーカーのバランスやルーティングの見直しが必要になります。
特にOBSなどの配信ソフトを使っている場合、Discordの音声(相手の声)をキャプチャしていない可能性もあります。マイクと同時にDiscordの出力音声もルーティングすることで、視聴者にしっかり届けることができます。
スマホの場合でも、内部音声が録音できない仕様のアプリを使用していると、相手の声が録音・配信されないことがあります。事前に確認しておくと安心ですね。
ユーザー別音量調整(PC/スマホ)
Discordでは、通話相手ごとに音量を個別に設定できる便利な機能があります。「ある人の声だけが小さくて聞き取りにくい」というときにとても役立ちます。
【PC版の場合】
-
通話中に相手のユーザー名を右クリック
-
表示されるメニューから「ユーザー音量」のスライダーを調整
【スマホ版の場合】
-
通話中に相手のプロフィールをタップ
-
ポップアップメニューの「音量」バーで調整
この機能を使えば、全体の音量バランスを整えやすくなり、聞き取りづらさの解消にもつながります。
ノイズ抑制・自動感度調整と音質の関係
Discordには「ノイズ抑制」や「入力感度の自動調整」といった便利な機能がありますが、これらが原因で音声が途切れたり、こもったように聞こえることもあります。
特に入力感度が自動調整になっていると、静かな声が拾われなかったり、話し始めの音がカットされることがあります。そういった場合は、手動で感度設定を調整してみましょう。
また、ノイズ抑制機能は周囲の雑音をカットしてくれますが、人によっては声が機械的に聞こえてしまうこともあります。状況に応じてON/OFFを使い分けるのがベストです。
ステレオミックスの使用可否と代替案
Windowsでは「ステレオミックス」を使って、スピーカーから出ているすべての音を録音や配信に乗せることができます。ただし、最近のPCではデフォルトで無効化されていることも多く、設定にひと手間かかる場合があります。
ステレオミックスが使えない場合は、仮想オーディオデバイス(VB-Audio CableやVoiceMeeterなど)を使って、音声をルーティングする方法もあります。配信初心者の方には少しハードルが高いかもしれませんが、解説記事や動画を参考にすれば問題なく導入できます。
通話・配信トラブル時のよくある質問(FAQ)
スピーカーから音が出ないけど通知音は鳴る
「通知音は鳴るのに、Discordの通話音声だけがスピーカーから出ない…」という場合、アプリごとの出力先設定が原因かもしれません。Windowsでは、アプリごとに音声の出力先を別々に設定できるため、DiscordだけがBluetoothや別のデバイスに設定されていることがあります。
この場合は、「サウンド設定」→「アプリごとの音量とデバイス設定」を確認して、Discordの出力先をスピーカーに変更しましょう。また、スマホでもアプリごとに通知音と通話音で出力先が異なる場合があります。再起動後に改善されることもあるので、一度端末を再起動してみるのも効果的です。
画面共有の音が相手に聞こえない
Discordで画面共有をしていても、音声が相手に届かないことがあります。これは「音声付きで画面共有」が正しく設定されていないことが原因です。
画面共有を開始する際、「音声を共有」オプションにチェックが入っているかを必ず確認してください。また、Windowsの設定で「アプリの音声を許可しない」状態になっていると、そもそも音声が送信されません。
PC環境によっては、仮想オーディオデバイスを使った設定が必要になるケースもあるため、環境に応じた対応が求められます。
音声が途切れる・ブツブツする
通話中に音声がブツブツ切れるのは、ネット回線の不安定さが原因であることが多いです。Wi-Fiの電波が弱かったり、ルーターが古い場合に発生しやすくなります。
対策としては、
-
他のアプリを終了して回線を軽くする
-
ルーターの再起動
-
モバイル通信の場合は電波の良い場所へ移動
-
デバイスを再起動してキャッシュをクリアする
また、Discordの「地域設定」が適切でないと音声遅延やブツ切れが起こることもあるので、「音声・ビデオ」設定からサーバーの地域を変更するのもおすすめです。
通話開始時にスピーカーになるのが嫌な場合
Androidでは、通話を開始すると自動でスピーカーに切り替わる仕様になっており、イヤホンを使っていない場合に突然大音量で音が出て驚いてしまうこともあります。
これを避けたい場合は、通話を開始する前にイヤホンやヘッドホンを接続しておくと、音がそちらに切り替わるため安心です。また、Bluetoothイヤホンを接続しておけば、自動的にスピーカー出力にはなりません。
手動でスピーカーをオフにする方法もありますので、通話画面で確認しましょう。
ブラウザ版Discordではスピーカー出力できる?
ブラウザ版のDiscordでも、スピーカー出力は可能です。ただし、使用しているブラウザやOSによって制限がある場合があります。たとえば、Safariでは一部音声機能が制限されていたり、Google Chromeでも設定によってマイクやスピーカーが認識されないことがあります。
ブラウザの設定で「マイクとスピーカーの使用を許可」しているか確認し、可能であればデスクトップアプリの利用をおすすめします。安定性や音声品質もアプリ版の方が優れています。
それでも解決しないときの最終手段
端末再起動/再インストール
さまざまな設定を試しても音が出ない場合は、最終的に「端末の再起動」や「アプリの再インストール」が有効な対処法になります。端末を一度リセットすることで、一時的な不具合やキャッシュの問題が解消されることがあります。
Discordアプリを削除して再インストールする場合は、ログイン情報を忘れずに控えておくと安心です。アプリを削除してもチャット履歴などはサーバー上に保存されているので、基本的には問題ありません。
再インストール後は、改めて出力デバイスや音声設定を確認しておきましょう。
他の音声通話アプリで再現するか確認
もしDiscordでのみ音が出ない場合は、端末やスピーカーそのものの問題ではなく、Discord固有の不具合である可能性が高くなります。逆に、LINEやZoomなど他の音声通話アプリでも同じ現象が起こる場合は、ハードウェアやOS側の設定に問題があるかもしれません。
このような切り分けをしておくことで、問題の原因がより明確になり、効率的に対処できます。
特にAndroid端末の場合は、機種ごとの仕様によって音声出力の挙動が異なることもあるため、他のアプリでも試してみると良いでしょう。
Discord公式のサポートに問い合わせる方法
どうしても原因が分からず、自力で解決できないときは、Discordの公式サポートに問い合わせるのが安心です。Discordには日本語対応のヘルプセンターもあり、トラブルに対して具体的な対処方法を教えてくれます。
問い合わせる際には、
-
使用している端末の種類(iPhone、Android、Windowsなど)
-
Discordのバージョン
-
試した対処方法
-
エラーが起きた状況の詳細
などをできるだけ具体的に伝えると、スムーズにサポートを受けることができます。サポートページは、Discordアプリの設定から「ヘルプ」→「サポートに問い合わせ」でアクセスできます。
まとめ
Discordでスピーカーに音が出ない問題は、多くの方が一度は経験するトラブルです。ですが、その原因の多くは「出力デバイスの設定ミス」や「Bluetooth機器の自動接続」、「通話時の仕様による自動切り替え」など、比較的シンプルなものです。しっかり設定を見直すことで、ほとんどのケースは解決できます。
PCでもスマホでも、出力デバイスの選択、OS側の音声設定、アプリのバージョン確認など、細かいチェックがポイントになります。また、配信環境ではOBSなどのルーティング設定も見逃せません。初心者の方でも、一つずつ確認すれば必ず改善に近づけます。
それでも難しい場合は、再起動や再インストール、公式サポートへの相談という選択肢もあるので安心してくださいね。この記事が、あなたの配信・通話環境を快適にするヒントになれば嬉しいです。

