ズワイガニの呼び名一覧!地域ブランドの違いと選び方を徹底解説

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ズワイガニとは?まずは基本をおさらい

ズワイガニの生態と特徴

ズワイガニは、冷たい深海に生息する大型のカニで、脚が細く長いのが特徴です。名前の由来は、古語で細い枝を意味する「すわえ」から来ていて、その姿にぴったりなんですよ。水深200〜600mの日本海やオホーツク海などに広く分布しており、冬になると多くの地域で水揚げされます。

生きているときは茶褐色ですが、ゆでると鮮やかな赤色になります。雑食性で、海底の小動物や魚の死骸などを食べながら成長します。産卵までには約10年もかかると言われ、資源保護の観点からもとても貴重な存在なんです。

味わいは甘みが強く、身がぎっしり詰まっていて、口に入れた瞬間にふわっと広がる旨みが魅力。特に冬の時期は「カニの女王」とも称されるほどの人気を誇ります。

ズワイガニ属の種類と違い(本ズワイ・紅ズワイ・大ズワイ)

ズワイガニとひとくちに言っても、実はいくつかの種類があります。日本でよく食べられているのは、以下の3種です。

・本ズワイガニ(オピリオ種)
最もポピュラーで、タグ付きブランドガニの多くがこの種類です。甘みと弾力のある身が特徴で、刺身やしゃぶしゃぶ、鍋など幅広い料理に使われます。

・紅ズワイガニ(ジャポニカス種)
さらに深い水深に生息し、殻が柔らかめ。身入りはやや劣りますが、甘みが強くてジューシーな味わいが特徴。価格も比較的お手頃で、加工品としても人気です。

・大ズワイガニ(バルダイ種)
ロシアなどから輸入される大型のズワイガニ。本ズワイよりも身が大きく、食べ応えがありますが、国産ブランドとは区別されることが多いです。

ズワイガニの呼び名が地域で違う理由とは?

地域ブランド化の背景とタグ制度

ズワイガニが地域によってさまざまな名前で呼ばれる背景には、それぞれの漁港が独自の「ブランド化」を進めてきた歴史があります。各地の漁業協同組合は、漁港の名前や地域の名産としてズワイガニを位置付け、厳しい基準を設けて品質を管理しているんです。

例えば、重さ、甲羅の幅、色艶、爪のサイズなどを細かくチェックして、条件をクリアしたものにだけブランドタグをつけて出荷する仕組みです。このタグがあることで、消費者は「これは信頼できるカニ」と安心して選ぶことができるんですね。

また、各ブランドには地元の漁師さんたちの誇りも詰まっていて、「地元で水揚げされた一番おいしい状態のカニを届けたい!」という思いが込められています。

なぜ同じカニなのに呼び名が変わるのか?

本ズワイガニという一つの種であっても、漁獲される地域や港が異なれば、それぞれに違った呼び名がつけられるのがズワイガニの面白いところ。

たとえば、福井県で獲れたものは「越前ガニ」、鳥取や兵庫では「松葉ガニ」、石川県では「加能ガニ」と呼ばれます。いずれも本ズワイガニなのですが、漁港ごとのブランド力や品質管理体制があるため、それぞれ独立した「ブランド」として認識されているのです。

また、同じ地域でもメスのズワイガニは「セコガニ」や「香箱ガニ」など異なる名前で呼ばれ、見た目も小ぶりで中身も違うので、別物として親しまれています。

このように、地域ごとの呼び名はその土地の食文化や漁業の伝統を反映していて、とても奥深い魅力があります。

ズワイガニのオスの呼び名と特徴一覧(地域別)

松葉ガニ(鳥取・兵庫・京都・島根)

「松葉ガニ」は、山陰地方で水揚げされる本ズワイガニのオスに付けられる名称です。京都、兵庫、鳥取、島根の各地でブランド化されており、それぞれに独自のタグと基準があります。

たとえば鳥取県の「とっとり松葉がに」では、甲羅の幅や重さ、身入りの良さなどで選別され、特に厳しい基準を満たしたものには「五輝星(いつきぼし)」という最上級ブランドタグが付きます。

兵庫県の「柴山ガニ」では、100を超えるランク分けがされており、1.35kg以上のものには「柴山ゴールド」のタグが。津居山港の「津居山かに」、香住港の「香住まつばがに」、浜坂港の「浜坂産松葉がに」など、どこもタグ制度が充実していて、見た目も味も折り紙付きです。

それぞれのブランドは、漁場の位置や漁獲方法の違いにより、鮮度や味に個性が出るのが特徴です。

越前ガニ(福井)

福井県で水揚げされる本ズワイガニのオスには、「越前ガニ」という名が与えられています。全国で初めてタグ制度を導入したことでも知られており、黄色いタグが目印です。

最上級品は「極(きわみ)」というタグが付けられ、重さ1.3kg以上、甲幅14.5cm以上、爪幅3cm以上という厳しい条件をクリアしなければなりません。

越前ガニは、国が認定するGI(地理的表示保護制度)にも登録されており、日本を代表する高級カニブランドとして名高い存在。地元では冬の味覚として広く親しまれており、贈答用としても人気があります。

加能ガニ(石川)

石川県で水揚げされるズワイガニのオスは「加能ガニ」と呼ばれます。「加賀」と「能登」から名前がつけられたこのブランドは、ブルーのタグが目印です。

最上級品には「輝(かがやき)」というタグが付き、重さ1.5kg以上など、こちらも非常に高い基準が設けられています。

加能ガニの特徴は、濃厚でコクのある身と上品な甘み。石川の漁港は比較的都市部に近いため、鮮度の良い状態で市場に出回るのもポイントです。

間人ガニ(京都・間人港)

「間人ガニ(たいざがに)」は、京都の間人漁港で水揚げされる松葉ガニの一種。緑色のタグが付けられ、「幻のカニ」とも称されるほどの希少性があります。

その理由は、漁場が港から非常に近く、日帰り操業で水揚げされたばかりのカニが即日出荷されること。鮮度が抜群で、身の締まりや風味も格別です。

さらに、使用される漁船は小型で、漁獲量が限られているため、出回る数が非常に少なく、京都の高級料亭などでしかなかなか味わえない希少な存在です。

津居山ガニ(兵庫・津居山港)

兵庫県の津居山港で水揚げされる「津居山ガニ」も松葉ガニの一種です。青いタグが付けられており、安定した漁獲量と品質の高さで知られています。

津居山ガニの特徴は、身の甘みと弾力。比較的価格が安定していて、リピーターが多いのもポイントです。関西圏からのアクセスも良いため、現地でのグルメ旅にもおすすめです。

柴山ガニ・浜坂ガニ(兵庫)

兵庫県の柴山港と浜坂港では、それぞれ「柴山ガニ」「浜坂ガニ」と呼ばれるズワイガニがブランド化されています。

「柴山ガニ」はランク分けが非常に細かく、最上級の「柴山ゴールド」タグはまさに選ばれた一品。「浜坂ガニ」は、「かにソムリエ」が選定し、最上級品には「光輝」や「煌星」といった特別なタグが付けられます。

どちらも職人技で選別された高品質なカニとして評価が高く、鮮度・味ともに抜群です。

隠岐松葉ガニ・舞鶴かに・鳥取松葉ガニ

これらも松葉ガニの一種で、それぞれの港で独自にブランド化されています。隠岐の「隠岐松葉ガニ」は、透明感のある身と繊細な甘みが魅力。

「舞鶴かに」は京都府舞鶴港で水揚げされ、2020年から金・銀プレートによる等級分けも導入されています。

「鳥取松葉ガニ」は全国的にも知名度が高く、ふるさと納税の返礼品としても人気です。

ズワイガニのメスの呼び名と特徴一覧(地域別)

セコガニ(兵庫・鳥取)

セコガニは、主に兵庫県や鳥取県で使われるメスのズワイガニの呼び名です。大きさはオスよりも小ぶりで、身の量も少ないですが、内子(卵巣)と外子(卵)がぎっしり詰まっていて、濃厚な味わいが楽しめます。

お味噌汁やボイルでの調理が一般的で、地元の人たちにとっては冬の定番グルメ。漁期が非常に短く(11月〜12月末)、まさに“旬”の味です。

セイコガニ(福井)

福井県で水揚げされるメスのズワイガニは「セイコガニ」と呼ばれます。セコガニと同じく内子・外子が美味しく、こちらも漁期は限られています。

福井では、このセイコガニを炊き込みご飯や味噌汁にして楽しむ文化が根付いており、地元グルメとしても大人気。リーズナブルな価格で提供されていることも多く、家庭の味として親しまれています。

コウバコガニ(石川)

石川県では、メスのズワイガニを「香箱ガニ(コウバコガニ)」と呼びます。加能ガニのメス版で、オレンジ色のタグが目印。

見た目は小さくても、内子と外子のバランスが絶妙で、濃厚な味わいが楽しめます。香箱ガニは石川県の冬の風物詩として、料亭や旅館でもよく提供されます。

コッペガニ・オヤガニ(京都・島根)

「コッペガニ」は京都で、オヤガニは島根で使われているメスのズワイガニの名称です。いずれも小ぶりで漁期が短いため、流通量は少なめ。

地元の市場やスーパーで購入され、家庭料理として楽しむのが一般的です。特に味噌汁に入れると、カニの旨みがギュッと溶け出して絶品ですよ。

地域ブランドによる味や見た目の違いはあるの?

ズワイガニは基本的に同じ種であっても、漁獲される地域や水揚げ後の処理によって味や見た目に違いが出ることがあります。特にブランドガニは、漁法、鮮度管理、選別基準にこだわっているため、それぞれ独自の魅力があるんです。

たとえば、間人ガニのように「日帰り操業」で水揚げされるカニは、船上での鮮度保持がしっかりしていて、ぷりぷりした食感が際立ちます。一方、津居山ガニや柴山ガニなどは、細かくランク分けされており、見た目の美しさやサイズの均一性にもこだわりがあります。

また、同じタグ付きでも、ゆで時間や塩加減などの処理方法が異なると、味わいにも差が出てくるのです。地域によって食べ方の伝統やおすすめの料理法も違うため、現地で食べ比べてみるのも楽しい体験になりますよ。

目的別!ズワイガニブランドの選び方ガイド

ズワイガニは高級食材なので、「どれを選べばいいの?」と悩んでしまう方も多いはず。そこで、目的別におすすめの選び方を紹介します。

初心者向け:
・まずは「津居山ガニ」や「柴山ガニ」など、比較的手に入りやすく品質も安定しているブランドがおすすめです。味も濃厚で、失敗が少ないですよ。

カニ刺しやしゃぶしゃぶ向け:
・「越前ガニ」や「間人ガニ」のように、鮮度抜群で身の締まりが良いものが向いています。刺身で食べられるのは新鮮な証拠!

高級志向の方:
・「五輝星」「極」「輝」など、ブランドタグの中でも最上級とされるものは、見た目も味も圧巻。贈答品にもぴったりです。

コスパ重視の方:
・紅ズワイガニやセコガニなどは価格が手頃で、特に内子や外子を楽しみたい方におすすめです。

用途や予算に応じて、ぜひ自分に合ったブランドを選んでみてくださいね。

ズワイガニを購入するなら?通販・ふるさと納税・現地での楽しみ方

ズワイガニは、現地で楽しむのはもちろん、最近では通販やふるさと納税でも手軽に購入できるようになっています。

通販の魅力:
・タグ付きブランドガニを指定して注文できる
・冷凍便で新鮮なまま届く
・レビューやランキングを参考に選べる

ふるさと納税の活用:
・鳥取県や福井県などでは、松葉ガニや越前ガニが返礼品に
・寄付額に応じて量やグレードを選べる
・自治体ごとに発送時期や内容が異なるので、事前に確認を

現地での楽しみ方:
・道の駅や港の市場で新鮮なカニを購入
・温泉地での「カニ会席」や「カニ鍋ツアー」も人気
・冬季にはカニ祭りなどのイベントも開催されています

カニのプロが目利きした商品を選べば、どの方法でも美味しいズワイガニを堪能できますよ。

ズワイガニと日本海が育む豊かな海の恵み

ズワイガニが日本海でこれほど美味しく育つ理由には、海の地形と水質が大きく関係しています。日本海には「日本海固有水」と呼ばれる冷たくて栄養豊富な水がたまっており、深海の生き物たちにとって理想的な環境になっているんです。

この冷水の中で、ズワイガニはじっくりと成長し、しっかりとした身と濃厚な旨味を蓄えます。もし日本列島が現在の位置になかったら、こんなにおいしいカニには出会えなかったかもしれません。

日本海の恵みは、ズワイガニだけでなく多くの魚介類にとっても宝庫。その海で育ったカニだからこそ、ブランド化されるだけの価値があるのですね。

よくある質問Q&A

Q. ズワイガニとタラバガニの違いは?
A. タラバガニはヤドカリの仲間で、身が太くて食べ応えがあります。一方、ズワイガニは繊細な甘みと柔らかさが特徴です。

Q. 「若ガニ」や「ミズガニ」ってなに?
A. どちらも脱皮直後のズワイガニで、身が水っぽくて柔らかめ。安価ですが、鮮度や味にはやや差があるため、用途に応じて選びましょう。

Q. 黒い粒が甲羅についているけど大丈夫?
A. それは「カニビル」という無害な虫の卵です。身の味には影響しないので、安心して食べられますよ。

まとめ|ズワイガニは呼び名で選ぶ時代!

ズワイガニは、同じ種類でありながら地域によってさまざまな名前やブランドで親しまれています。その違いは、ただのネーミングではなく、漁場・鮮度管理・選別基準・地元の誇りなど、たくさんの要素が詰まっているんですね。

「松葉ガニ」や「越前ガニ」、「加能ガニ」など、それぞれのブランドにはそれぞれの物語があり、味わいも少しずつ違います。旅行先で選ぶもよし、ふるさと納税や通販で取り寄せるもよし。目的に合わせて、自分好みのカニを見つける楽しみがあります。

これから冬に向けて、カニがますます美味しい季節。ぜひ今回の記事を参考に、お気に入りのブランドガニを見つけてくださいね。初めての方でも安心して選べるよう、やさしく解説しましたので、カニ選びに迷ったときはいつでも見返してください♪

ズワイガニの奥深さと美味しさを、あなたもぜひ体験してみてくださいね。

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